こんにちは。今回は、FXにおける「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」について、僕なりの考えをまとめてみたいと思います。
「テクニカル派ですか?ファンダ派ですか?」という話題って、トレードをしているとよく出てきますよね。SNSでもいろんな意見があって、どれが正解なんだろう?って迷うこともあると思います。
でも、僕自身はシンプルに、「どっちが“自分のトレードスタイル”に合っているか」で考えています。
ファンダメンタルズはチャートに現れている
よく言われる話ですが、「ファンダメンタルズはすべてチャートに織り込まれている」という考え方があります。僕もこれにはかなり共感しています。
経済指標、地政学リスク、金利動向、要人発言…いろんな情報が市場を動かしているのは間違いないですが、それらの影響がどこに出るかといえば、結局は「チャート」なんですよね。
つまり、ニュースを読まなくても、チャートの形やローソク足の動きから「市場がどう受け止めているか」が見えてくることが多いと感じています。
ニュースを気にしすぎると“思い込みトレード”になることも
これは僕の失敗談でもあるのですが、ファンダメンタルズに意識を向けすぎていた時期、よく「こうなるはず!」という思い込みにハマってしまってました。
「雇用統計が良かったからドルは上がるはず」 「政策金利が据え置かれたから円高になるかも」
こんなふうにニュースに“アンカー”されてしまうと、目の前のチャートが下がっていても「でも、上がるはず…」と自分の目を疑ってしまうんですよね。
この“思考の固定”って、トレードにとってはすごく危険だと僕は思っています。
暴騰・暴落も、実はテクニカルどおりだったりする
一見、予期せぬ暴落や暴騰に見える動きも、上位足(4時間足や日足)を見返してみると、「あ、ここで反発しやすい場所だったんだな」と納得できることがけっこうあります。
たとえば、週足のサポートにちょうどぶつかっていたとか、日足のトレンドラインにタッチしていたとか。
もちろんすべてがそうとは限りませんが、多くの値動きはテクニカル的な“理由”があるように感じています。
長期の方向性はファンダ、短期はテクニカルで
とはいえ、ファンダメンタルズを完全に無視するわけではありません。
たとえば、
- 円キャリートレードの流れ
- 高金利通貨への資金流入
- 国家間の信用や地政学的な影響
こういった長期的な資金の流れや通貨の強弱には、やはりファンダメンタルズの理解が欠かせません。
ただ、僕のようにデイトレードをメインにしている場合は、 その日の値動きのほとんどはテクニカルで十分対応できるというのが実感です。
テクニカル分析は「優位性」であって「予知」ではない
ここでひとつ大事だと思っているのは、テクニカル分析って“勝率100%の予知ツール”ではないということです。
むしろ、「優位性があるポイントを探して、そこに賭ける」ための判断材料。
・このラインを超えたら買いの勢いが出そう ・このゾーンで反発する可能性が高い
そんなふうに“勝ちやすい場面”を積み重ねて、結果としてプラスになっていくのがテクニカルトレードの本質かなと。
勝てるかじゃなくて、積み重ねられるか
トレードをしていると、「今回は勝てるか」「この場面は完璧か」と毎回勝敗で見てしまいがちですが、 僕はむしろ「このトレードは、ルール通りだったか」「自分の優位性に基づいていたか」を大事にするようにしています。
結果的に資金が増えていくのは、そうした“優位性の積み重ね”があってこそ。
勝ち続けるんじゃなくて、「同じ精度で淡々とやり続ける」こと。 これが自分のなかの目標です。
まとめ:自分のスタイルに合った分析を
・ファンダメンタルズは長期的な方向性や通貨の強弱をつかむために。 ・テクニカルは日々のトレードの判断材料として。
このように、僕はそれぞれの強みを使い分けながらトレードしています。
そして何より大切なのは、「自分の性格や考え方に合ったスタイル」であること。
誰かの正解が、自分の正解とは限りません。 この記事が、あなたのトレードスタイルを見つけるヒントになれば嬉しいです。