- ポンドドル
- エントリー根拠:カウンタートレンドラインのブレイク
- エントリー時間:23日9:00 買い
- エグジット時間:23日17:30
- 結果:+70pips


金曜日朝9時、微妙なタイミングのセットアップ
5月23日(金)のトレードはポンドドルで+70pipsとなりました。結果としては上出来でしたが、朝の段階ではかなり悩ましいトレードでした。セットアップが完成したのは朝9時。つまり、東京時間の開始時間であり、欧州勢はまだ眠りの中の時間帯です。
特にポンドドルのような欧州通貨は、ロンドン勢やドイツ勢が入ってきてからが本番です。だからこそ、朝9時というタイミングでトレードするのは、本来であれば避けたいところでした。
さらに今日は金曜日。週末にかけて流動性が落ちたり、手仕舞いの動きが入りやすい日でもあります。通常なら見送るべき条件が複数重なっていましたが、チャートはそんな事情を無視してフラッグブレイクを完成させてきました。
「入らざるを得ないな」と、そんな感覚でした。
ヘッジポジションの利確と伸ばし戦略
エントリー後は新規の買いが入ってこずにコマ足が連続していましたが、予想よりも比較的素直な動きを見せました。
まず、早めにヘッジポジションを利確しました。これにより、メインポジションを安心して保有できる体制が整いました。
この日は押し目らしい押し目をほとんど作らず、綺麗なトレンドで推移しました。あとはデイリーターゲットまで伸ばすだけという展開でした。
実際の利確は午後5時30分。そこまでは想定内の動きでしたが、面白かったのはその後でした。利確ポイントでしばらく揉み合い、上ヒゲを伴った反落。そしてアメリカ勢が入ってくるとその下落を拾って、再び価格を引き上げ、次のデイリーターゲットまで上昇していきました。まさに教科書通りのようなリズムでした。
通貨選びに悩んだ朝
今回のように欧州通貨が朝の時間帯にセットアップを見せると、いつも悩みます。
「ポンド円など円絡みの方が動きやすいかもしれない」 そんな考えも当然持っています。
ただ、私はドルストレート通貨で育ってきたトレーダーです。どんなに他の通貨が魅力的に見えても、結局ポンドドルやユーロドルに戻ってきてしまいます。
確かに、テクニカルの効きが良い時や、材料の乏しい日はクロス円の方がボラティリティが出やすいです。ですが、通貨には「慣れ」があります。
チャートの癖、動き出す時間帯、値幅の感覚…そういった情報を毎日蓄積しているからこそ、自分の通貨ペアを持つことは大事だと実感しています。
通貨は絞った方が安定します
市場には、器用に複数の通貨ペアを乗りこなすトレーダーもいます。たしかに、それはそれで合理的な選択です。
ですが、私の経験上、通貨は絞り込んだ方が絶対に成績は安定すると感じています。
複数通貨を見ていると、判断がブレます。
「こっちはこう動いてるけど、あっちは逆だな…」 「今日はユーロ強い?ドル弱い?」
こうした判断の分散が、トレードの集中力を削ぐ原因になります。逆に、自分が決めた通貨ペアだけを徹底的に追い続ければ、チャートが何を言おうとしているかがわかるようになってきます。
トレードは「シンプル」に。
今回のような微妙なタイミングでも、「これはいける」と判断できたのも、ポンドドルを毎日見続けているからだと思います。
結論:朝の違和感も、慣れが救います
結果的には+70pipsという、理想的なトレードになりました。
ですがその裏には、「本当に朝のこの時間でエントリーして良いのか?」という迷いがありました。
このような迷いは、どんなに経験を積んでも完全には消えないと思います。ただ、自分の得意な型、自分のよく知っている通貨であれば、その判断もブレにくくなります。
自分のルールに従って、違和感のある場面でもチャートの声を聞き、リスクを受け入れてエントリーします。
これからも自分の通貨、自分のスタイルを貫いていこう。