- USDJPY
- エントリー根拠:上位足で売りセットアップ完成後の戻し 下位足でWトップネックライン割れ
- エントリー時間:26日9:30 売り
- エグジット時間:26日16:00 損切り
- 結果:+0pips


週足レベルのトレンドライン割れを狙い続けた1ヶ月
今月に入ってからのテーマは明確。ドル円の週足レベルで意識されていた強力なトレンドライン(チャート上では黒いライン)の下抜け。このラインが相場の重しとして機能しているのは誰の目にも明らかで、ここで反転の勢いが増すのか、売り圧力が継続するかを見ていました。
ただ、相場は一筋縄ではいきません。割れそうで割れない、下げたと思ったら戻す。このジグザグした値動きの中で、昨日もエントリーチャレンジ。
朝のエントリーと損切りで結果はトントン
5月26日、日足のローソク実体でトレンドラインを明確に下抜けたことを確認したのが早朝のことでした。その戻りの動きから、9:30に15分足でWトップ崩れをきっかけに売りエントリーを実行。
この時点では、「ついに抜けたか?」という期待感もありましたが、慎重にヘッジポジションを仕込み、その後早めに利確。メインの売りポジションはホールドしましたが、再び戻しにあって損切り。結果的に、損益はトントンという内容になりました。
今回は最初に決めた損切りラインに到達する前に手仕舞いましたが、その理由はブロードニングフォーメーションを意識したからです。
ブロードニングフォーメーションの可能性
今回の値動き、実は15分足で見れば拡大型トライアングル(ブロードニングフォーメーション)を形成しているような形でした。
このパターンの特徴は以下の通りです:
- 上下に拡大する値動きで方向感が掴みにくい
- ストップを刈ってから順行する性質がある
- 高値・安値のブレイクが騙しになりやすい
つまり、損切りにかかってから本格的なトレンドが始まるという、非常に厄介なパターンです。
今回もその可能性が高まったので早めに手仕舞っています。結果的にはブロードニングフォーメーションには至っていませんでしたがそれは結果論なので。思った動きと違うと認識したら早めに決断することも重要なのかなと考えます。
セットアップの精度を上げることの重要性
このようなブロードニングフォーメーションの可能性がある環境では、早めにその存在に気づくことが非常に重要です。1時間足でこの形が見えている場合、ブレイクアウトトレーダーにとっては最も難しい局面となります。
そこで必要なのが「引きつけてからのセットアップ確認」です。
今回で言えば、短期的な上昇波が落ち着き、明確な売りサインが出たタイミングを狙い、時間足を15分などに落としてWトップ形成と崩れを確認してからのエントリーがベターでした。
その考えに基づき、夜間の展開で改めて売りのセットアップが成立。
再度エントリーを行い、今回はしっかりとホールド中です。
トレンドラインを明確にブレイクした意義
注目していたトレンドラインを、今回ははっきりと抜けてきたという点は、非常に意味があります。これまでのように「ヒゲで反応して戻る」ではなく、日足実体でのブレイク。ここに市場参加者の心理変化を感じます。
そのため、今回のポジションは短期トレードではなく、ある程度の期間ホールドできる構えでいます。もちろん相場は流動的なので、逆行すれば即撤退しますが、シナリオとしては日足ターゲットを目指す流れに乗れる可能性があると見ています。
結論:損切りは読み直しのチャンス
損切り=失敗ではありません。
今回は結果こそ0pipsでしたが、ブロードニングフォーメーションの可能性という難解なチャートパターンを早めに認識して、再度売りのチャンスを待ってポジションを持ち直すことがリスクを限定しリターンを最大化させるテクニックだと思います。
特にこのような環境認識の読み直しができるかどうかが、トレーダーが経験値を積み上げることの最大の目的であり、その後の成長は大きく変わってくるはずです。
トレード結果まとめ
- ドル円で週足レベルのトレンドラインブレイクを狙う動き
- 日足でトレンドライン実体割れからの戻しでエントリー
- ヘッジポジション利確後に戻された(ブロードニングフォーメーションの可能性→至らず)
- 再度売りのチャンス到来でエントリー(ポジション保有中)
一回一回のトレードの勝敗はあまり重要視せずに、チャンスが来たらエントリーし、思惑と違うと感じたら撤退する、その積み重ねで結果的に資金を増やしていきましょう。