FX(外国為替証拠金取引)を始めると、聞き慣れない用語がたくさん登場します。 ここでは、初心者が最初に覚えておくべき重要なFX用語をわかりやすく解説していきます。
「Foreign Exchange」の略で、異なる国の通貨を売買して利益を得る取引のこと。為替取引とも呼ばれます。
FXでは2つの通貨を組み合わせた形で取引します。例:ドル/円(USD/JPY)、ユーロ/ドル(EUR/USD)など。
売値(BID)と買値(ASK)の価格差のこと。実質的な取引コストになります。
取引単位のこと。一般的には1ロット=10万通貨ですが、業者によっては1,000通貨単位で取引できるところもあります。
預けた証拠金に対して、何倍もの金額を取引できる仕組み。国内では最大25倍、海外では400倍以上の業者もあります。
証拠金維持率が一定以下に下がった際、追加の証拠金を求められる通知のこと。
証拠金維持率がさらに低下した場合、損失拡大を防ぐために自動でポジションが決済される仕組み。
現在の市場価格で即時に売買を成立させる注文方法。
あらかじめ指定した有利な価格になったら自動的に売買を行う注文方法。
指定した価格に達した場合に売買を行う注文方法。主に損切りやブレイクアウトエントリーに使われます。
新規注文と同時に決済注文もセットで出す注文方法。「もし新規が成立したら、次に決済する」スタイル。
「指値」と「逆指値」を同時に出し、どちらかが成立したらもう一方は自動キャンセルされる注文方法。
相場が有利な方向に動いたときに、自動的に逆指値の位置を追従させる機能。利益を伸ばしつつリスクも管理できます。
一定期間の始値・高値・安値・終値を示したチャートの表示形式。日本発祥で、世界中で広く使われています。
価格が下がったときに止まりやすいライン。買い支えが入りやすいポイント。
価格が上がったときに止まりやすいライン。売り圧力がかかりやすいポイント。
上昇トレンド、下降トレンドを視覚的に捉えるためにチャート上に引く直線。
トレンドの定義を行った理論。「高値と安値を切り上げていれば上昇トレンド」「切り下げていれば下降トレンド」とする考え方。
一定期間の終値の平均を線で結んだもの。トレンドの方向性を判断する基本的な指標です。
一定期間における価格変動の勢いを数値化したオシレーター系指標。買われすぎ・売られすぎを判断します。
2本の移動平均線の差から相場のトレンド転換を探る指標。トレンドの勢いも測れます。
価格の標準偏差を利用したチャート分析ツール。価格の変動範囲を予測するのに使われます。
経済指標や金利政策、地政学リスクなど、経済の基本要素に基づいて相場を分析する方法。
チャートの形や各種指標を使って、過去の値動きから将来を予測する分析方法。
数秒〜数分で売買を完結する超短期売買スタイル。小さな利益を積み重ねます。
1日のうちに売買を完結させるスタイル。ポジションを翌日に持ち越さないのが特徴です。
数日〜数週間かけてポジションを保有する中期スタイル。トレンドを狙う戦略に向いています。
価格上昇を見込んで通貨を買う取引。
価格下落を見込んで通貨を売る取引。
2通貨間の金利差に基づいて毎日発生する利益または損失。ポジションを持ち越した場合に発生します。
成行注文などで指定した価格と実際に約定した価格に差が生じる現象。
注文が市場で成立すること。売買が成立した瞬間を指します。
取引に必要な担保金。レバレッジ取引を行うために必要な資金です。
現在の証拠金に対して、どれだけ余裕があるかを示す比率。維持率が低いとロスカットのリスクが高まります。
証拠金維持率が一定以下になった場合に、追加で差し入れなければならない証拠金のこと。
取引中の建玉(たてぎょく)。売りまたは買いのポジションを保有することを指します。
価格の最小単位。ドル円なら0.01円、ユーロドルなら0.0001ドルを1Pipsと呼びます。
新たにポジションを持つこと。売りエントリー、買いエントリーがあります。
ポジションを決済して取引を終了すること。