- ドル円
- エントリー根拠:カウンタートレンドラインブレイク 安値切り上げからの高値更新を狙う動き
- エントリー時間:6月10日18:30時 買い
- エグジット時間:6月11日21時30分 ストップヒット
- 結果:+21pips


CPI発表で相場が跳ねる、しかしドル円は逆方向へ
6月11日のトレードは、前日のうちから仕込んでいたドル円のロングポジションの手仕舞いとなりました。結果は+21pipsと一応のプラスで終えましたが、内容としては面白くないトレード。
この日はアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表がありましたが、結果的には指標発表によって相場が一変。ドル円は大きく下げ、私のポジションはその流れに飲まれてしまいました。
日足ではレンジ継続中、しかし4時間足で買いが入りやすい状態
今回のロングエントリーの根拠は、日足の大きなトライアングル内での値動きを見た上で、4時間足レベルでカウンタートレンドラインを実体で上抜いたこと。
これは短期的な買い圧力が強まる兆しであり、少なくともロングの追随が一時的にでも入ってくる可能性があると見ていました。
ポジションは10日の段階で仕込んでおり、ある程度の伸びが出ることを期待して24時間ほどホールドしました。
しかし、結果的にはCPIの発表によって相場は急反転。私のロングポジションは、プラス圏で利確できたとはいえ、エントリーポイント近辺での撤退となりました。。
指標相場の難しさとその後の展望
やはりCPIの影響は強烈。
ドル円は大きく売られ、チャート上でも実体ベースで強い下落圧力が確認できました。
一方で、客観的にこの動きを見てみると、「一度下げてからロングポジションを集めて再上昇」という流れも想定される場面です。過去にも似たような値動きは何度も経験しており、今回もそれに当たる可能性がないとは言えません。
しかしながら、今回の下落は実体レベルでの陰線がしっかりと残っており、チャート構造的にはややロングには慎重になるべき展開です。
特に、日足で見ると未だにトライアングルの範囲内での動きに留まっており、明確な方向性が出ていない点にも注意が必要です。
ポンドドルの方が戦いやすい?
今後のトレード対象として、ポンドドルに注目しています。
チャート構造的に見て、現在のポンドドル、ユーロドルは上値チャレンジがもう一段起こる可能性を感じさせる形です。特に、ロング勢が再び参入してきてもう一段上昇してくると、大きな伸びが期待できそうなチャートパターンを形成する場面が訪れるかも。
このように、同じドルストレートでも通貨ペアによって状況は異なります。
ドル円はトライアングルの中で方向感がつかめない反面、ポンドドルは比較的素直にトレンドが出てくる傾向がありますので、しっかりと監視を怠らずに見ていかないと。
利を伸ばすことの難しさ
今回のトレードを通して、改めて感じたのは「利を伸ばすことの難しさ」です。
もちろん、トレード戦略としては”利を伸ばす”ことは正解です。しかし、指標などで一瞬にして相場の流れが変わる場面では、利確のタイミングを逃すことが命取りになりかねません。
トレードで一番難しいのは「利食い」だと改めて痛感しました。利食い千人力とはよく言ったもの。
このバランスの見極めは、トレーダーとしての永遠のテーマだと感じています。
トレード結果まとめ
- ドル円で日足レベルのトライアングル形成中
- 4時間足カウンタートレンドラインブレイクからのロングエントリー
- 1時間足では安値切り上げからの高値更新を狙う動きに追随
- CPIで強制撤退
今回は指標で撤退となりましたが、レンジ相場を一気に活気づかせて相場を動かす原動力になるのもまた指標時が多いので、これを機に動き出すと面白くなりますね!