- EUR/USD
- エントリー根拠:上昇トレンドライン+日足20MA(黄色)からの反発→カウンタートレンドラインA実体抜け
- エントリー時間:5日14:30 18:15 買い
- エグジット時間:5日23:30 損切り
- 結果:-24pips

トレード備忘録
【トレード記録】5月5日|優位性はあった、それでも負ける相場
こんにちは。I LOVE FX! 管理人のいおりです。
本日のトレードは「負け」。トレードとしては悪くなかった。むしろ、自分としては丁寧に狙ったつもりだった。でも、それでも勝てないのが相場。今日はそんな“優位性があっても負ける日”の記録です。
エントリー1回目:カウンタートレンドラインAブレイク後の押し目買い

まず1回目のトレードは、ロンドン時間前。ここまで何度も頭を抑えられていたカウンタートレンドラインAを、ようやく実体で上抜けたタイミング。
このトレンドラインAは、上位足で引ける比較的緩やかのもので、これまでも2度・3度と上昇を跳ね返してきたライン。自分にとっては「ここを越えたらフェーズが変わる」と考えていた重要ラインだった。
ブレイク実体確定後に、そのブレイクラインを試してからエントリー。ここまではルール通り。しかも、短期足でも下げ止まりの形が出ていたので、これは鉄板だと思った。
ところが…
エントリー直後、値動きが止まる。上がる気配がない。買いが入ってこない。いつもならロンドンが始まってエンジンがかかっても良い時間帯なのに、市場全体に活気がない。理由は明白。イギリスと日本が祝日で休場。つまり、取引参加者が少ない。エネルギー不足。
「これはちょっとまずいかも」と思いながらも、ルールに従ってストップを置いていたので粘る。でも、案の定、じわじわと下落して損切り。
結果、最初のトレードは−15pips×2ポジション=−30pipsで撤退。
テクニカル的には正しい判断だった。ただ、相場にエネルギーがなければ、どんなに綺麗なチャートでも動かない。
ここは反省点。祝日スケジュールをもっと意識すべきだった。
エントリー2回目:日足MAとトレンドラインの共演
その後、ロンドン後半~ニューヨーク時間にかけて再びチャートに注目。
1回目のブレイクがダマシになり、再び下落していたが、再びカウンタートレンドラインA付近まで戻ってくる。そして今回は、日足のMA(黄色)と上位足のトレンドラインからの反発後のブレイク。
これはさすがに強いサポートになる可能性があると判断。正直、1回目のトレードで心理的に引っ張られていたけど、条件が揃っている以上、エントリーするしかないポイント。
そして、今度はしっかりと買いエネルギーが入ってきた。
ローソク足の勢い、板の動き、値動きのリズム…明らかに1回目とは違う。押しを拾うプライスアクションも交えながら買いのエネルギーが確実に溜まってきた。
が、ここで再び壁になるのが、カウンタートレンドラインB。
このラインは、正直そこまで意識していなかった。前回までの反発水準としてはやや弱く、「あっさり越えていくだろう」と予測していた。でも、実際は違った。
Bラインに差し掛かった際の追撃エネルギー不足。ロング勢の利確が入りつつある感覚。そして、そのタイミングがまさにユーロ圏の市場がクローズする23時前後。
相場参加者が一斉に手仕舞いを始める時間帯。ブレイクどころか、反転下落。
「これはもう流れが終わった」と判断して、エグジット。
結局、せっかくの反発を活かせず、薄利撤退。
総括:「優位性」と「エネルギー」は別物
今日の相場から、あらためて思い知らされたこと。
それは、
「テクニカルの優位性があるからといって、必ず動くとは限らない」
ということ。
相場は「綺麗なチャート」だけでは動かない。そこにエネルギー=参加者=資金の流入がないと、上にも下にも伸びていかない。
1回目の失敗は、まさにエネルギー不足による「動かないブレイク」。テクニカル的には勝てる場所だったが、休場というファンダを軽視していた自分のミス。
2回目はエネルギーが入った。でも、そこで弱く見ていたトレンドラインBを甘く見ていたことで、判断が遅れた。結果的には、「見えない壁」にぶつかっての失速。
今後の展望とシナリオ
今回のブレイク未遂と失速を受けて、今後の展望としては以下を想定。
- Bラインが強く意識される相場になった
- 再度このラインを上抜けるには、よほどのエネルギーが必要
- 現時点では下への圧力が強くなりつつある
特に23時以降の「投げ売り」を見るに、ロング勢が逃げ出している気配がある。
となれば、次の戦略は明快。
「上がる理由が見つからない限り、下目線で戦う」
今まで支えだったトレンドラインや日足MAを、次に割ってくるようなら、そこでの戻り売りを狙う予定。逆に、もしBラインを今度こそブレイクして実体で超えるようなら、そちらの勢いに乗る。
さいごに
トレードで勝つには、テクニカルの正しさも大事。でもそれと同じくらい、**“今その方向に動く理由があるか”**という「相場の空気感」が重要だと、今日あらためて感じた。
「空気を読む」感覚が大切。
こうして毎回自分のトレードを振り返ることで、次につながる何かが必ず見えてくる。そう信じて、また明日からの相場に向き合っていきたいと思います。