- ユーロドル
- エントリー根拠:4時間足でのカウンタートレンドライン抜けからの一押し
- エントリー時間:6月17日 11:45 買い
- エグジット時間:6月17日 21:45 撤退
- 結果:-3pips


上に抜けそうで抜けない、煮詰まる相場の中で
6月17日のユーロドルは、見た目には”買いが入りやすい環境”。
日足ではサポートラインとトレンドラインに支えられ、4時間足ではカウンタートレンドラインブレイク後の一押し、買い戻しが入りやすい水準。チャートだけを見れば、「ここから上昇してもおかしくない」といった雰囲気。
欧州時間に入ってからも明確に上には抜けきれず、そして迎えたアメリカ時間。指標発表をきっかけに3度目となる買いのチャレンジに踏み切りましたが、ここでも上昇は不発。
そのまま失速していく展開に。
-3pipsという微損での撤退。
順行しないときは“逃げるが勝ち”
この展開、経験の浅い頃であれば、意地になってホールドしていたかも。
でも、ここで大切なのは「順行しないときは逃げる」こと。
過去に何度も痛い目に遭ってきた私が、強く言いたいポイント。
明らかに順行するタイミングで動かなければ、それは市場が期待外れでポジション整理に動き出す。
買いが入ってくるべき時間帯・形状・ボリュームが揃っていても、実際に買いが続かない——この時点で”見切り”をつけるべき。
撤退したあとに相場が自分の思惑通りに進んだ場合は、再度セットアップを確認して入り直せばいいだけのこと。
ポジションを保ち続けることに意味はなく、”自分のロジックに従って仕掛け・逃げる”ことが、長く相場に生き残るための絶対条件です。
ABC調整が完成、ここからどうなる?
チャートを俯瞰して見てみると、4時間足でABC調整がきれいに入っていました。
A波とC波の長さが揃っており、チャートパターンとしては”教科書通り”の形。
ここを底にして上昇に転じるのか、それともこのまま横向きのレンジ相場に移行するのか、いずれにしても転換点としては重要な局面であることは間違いありません。
次のエントリーは1時間足の安値切り上げ待ち
こういう場面で焦ってエントリーしても、勝率は上がりません。
むしろ、ここからの戦略としては“1時間足での安値切り上げ”を待つべきだと考えています。
具体的には、Wボトムの形を形成し、そのネックラインを実体で超えてくるような動きが見えたときが、エントリーのサイン。
この形が揃ったときの買いは非常に強く、伸びも期待できます。
ただし、ネックラインまでの距離がかなりある場合は、早めに小ロットでエントリーし、ヘッジポジションだけでも利確しておくという判断も一つの手。
リスク管理の幅を持たせた柔軟な戦略が、今後のトレードではより求められる場面だと感じています。
相場環境と今後の見通し
- ユーロドルの上昇トレンドは崩れていない
- ドル円は相変わらずの日足トライアングルの中でも上抜けを試す展開。上辺でWトップから軽く下落しているけど、もう一度上値チャレンジするようなら強いかも。
- ポンドドルは上昇チャネル下抜け。下げ圧力が高まってきた。
- ということで、今は嵐の前の静けさの様相。